本サイトはプロモーションが含まれています

スマホが壊れた? 第2話

 

 ストレスフルな世の中になったものです。

 スマホのお店に来店するためには、予約が必要なのですって!

 がっくり落ち込んだ様子を察してくださり、「来店後、お待ちくだされば、携帯をみることもできますよ。」

と電話先で、女神様の声がしました。

 「待ちます。待ちます。よろしくお願いします。」

 

 私は、とぼとぼとお店に向かいながら、

 確か、無料のお茶やコーヒーが飲めるはず。それを楽しみに待とう。

 と自分を慰めました。

 お店について、すぐ無料のお茶コーナーをみまして。私。

 なんと、コロナ禍で、無料コーナーは中止ですって。

張り紙があり、がっかりしました。

 コロナめ!! 私の楽しみをここでも奪うのか。と、小さいことですが、腹だたしいです。

 ぼーと、外の景色を長い間、ながめていたら、ついに店員様が声をかけてくださいました。

 スマホを預け、見てもらった結果、お店では、なおらないとのこと。

「お客様、方法は3つございます。

①このまま、修理にだす。ただし2018年??月以降のデーターはもどってきません。

でも、2000円プラスするとデーターを取り戻す作業をさせていただけます。

② 保障があるため、同機種の新品に交換します。但し、データーは全て消えます。

③ 新しく買いなおす。

です。」

「一番安く済むのはどれですか?」と尋ねると    修理とのことでした。

 データーが全く消えてしまうことだけは、いやなので、修理をお願いしました。

店員様の奮闘で、貸出携帯に、電話帳・アルバム・ラインを移していただき、

すごいなあ。親切だなあ。店員様。ありがとう。

と、少しうれしくなって、貸出携帯を家に持ち帰りました。

 そういえば、ミュージックはどうなった?

と思い出し、見てみると、あれ?少ししかない! 数年間とりためた、あのドラマの、あの映画の、あの想い出の曲がない!

これも、一大事だ。修理費に、あの2000円プラスして、とりかえしてもらわなきゃ。

 再び、慌てて、電話をかけまくり、繋がり、説明をすると、

お店の方:「お客様のおしゃっていることが、よくわかりません。」

私:「すいません。すみません。」

なんで、あやまっているのだろうと思いつつ、こちらは必死なのです。

やがて、私を担当してくださった店員様がでて、

「お客様へのご案内をまちがえてしまいました。修理の場合も特定の2機種以外は、初期化して送ることになっていて、もう初期化してしまいました。大変申し訳ございません。」

「もうデーターはもどってこないのですか?」

「はい。そうなのです。」

 気まずいような沈黙がながれました。。。。

 

続く。。

 

https://blog.with2.net/link/?id=2083885