ある女性が、安全な空間で、 「私の状態で、仕事をやってもいいのかな? 主治医の先生に聞いてみたいけど、診察室へはいると、忘れちゃう。 先生が、最近調子はどうですか?ときかれて、 答えている間に、一番聞きたかったことを 仕事ができるのか?ということを聞き忘れちゃう。」 といった。
自分は、あーそうなんだ。なんかわかるなーと思った。
すぐさま、空間のまとめ役の方がが、「聞きたいことをメモにしてもっていけばいいのよ。」 と答えた。
自分が、「そうなんやよね。忘れちゃうんだね。」と返すと 女性が、「緊張して診察室へ入るからかな。忘れちゃう。毎回。」といった。
また、まとめ役の方が、仕事に行っていいですかって、 手に書くか、メモを持っていくといいよ。」 と結論つけた。
女性は、なにも言わなくなってしまった。
自分は思う。女性は、アドバイスが欲しかったわけじゃない。 診察室で一番聞きたいことを言えなくなっちゃう。 そういう気持ちをわかってほしかったんだろうな~。
こういう場面って、親と子ども。先生と生徒。上司と部下。活発な人と引っ込み思案な人。 など、あるあるよなあ。
やっとの思いで発言した人の話をまず、あ~~そうなんだ~~。 と聴いてほしい。あ~そうなんだ。なるほどね~。そういうわけなんだね~。 だからなんだね~。と発言した人の想いを想像してみてほしい。
そのあと、「じゃあ、次はメモに書いていくとかどうなんだろう。」 と、その人のペースに合わせてアドバイスしてほしい。 そうすれば、その人も、「次はそうしてみるね。ありがとう。」 と気持ちも行動も前向きになれる。
自分はそう思う。
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